昭和も昭和。超昭和の北海道のある家族のお話。
アポロ11号月面着陸の翌年、とのことなので、昭和45年(であってる?)のお話。
誕生日プレゼントに磁石をもらう。(え? 磁石?)
その磁石をカラーテレビにちかづけたら虹がでちゃった。
電源を入れ直しても消えない。
小4男子〜〜〜〜。なにやってんの。
趣味たて笛。すぐに吹きたがる。歩きながらも吹く。
学校から帰ったら、ランドセルを階段の下から投げる。
階段は途中で曲がっているタイプだから、2階までは到達しない。
いつか2階に届くといいなって思いながら毎日投げる。
傷んでるランドセルがかっこいいと思っている。
などなど、小4エピソードがかわいすぎる主人公の朝日。
やんちゃでかわいくて、心優しいところもあって、
10歳年上のお姉ちゃん(夕日って名前もいいね)が
元気がないから励まそうとしたり、
なにがあったかわからないなりに、
家族の空気が重いと盛り上げようとしてみたり。
ごめんなさい。
読み始めは、わたしの知らないくらい古い昭和で、この古臭い感じがしんどいって思ったけれど、最後まで読んでじーんってなりました。
著者の朝倉かすみさんの作品、初めて読みましたが、やさしくて最高でした。
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